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・そもそも有給休暇とは?

休暇の内給与が支払われる休暇です。法律では、雇用日から6ヶ月時点で10日間/1年ごとの付与日が増やされます。

ただ、労働している人の多くは、有給休暇の付与について詳しくありません。思い込みで、取れない/職場に負担が行くと、考えているケースが多いようです。

実は有給休暇取得は、労働者の権利で、例外的な理由を除き雇用主は有給休暇取得の拒否は出来ません。

ですので、看護師の皆さんに有給休暇が有ると言う事実、取れない職場への対処方法を挙げます。

厚労省では働き方改革関連法案施行がされ、2019年4月から年10日以上の年次有給休暇が付与される資格のある従業員は、雇用主が最低でも年5日の年次有給休暇消化をさせるのが義務付けられました。

年次有給休暇すなわち年休は原則的に、労働者の請求タイミングに与えるととされています。しかし、どの職種に於いても取得率が低い実態を考慮し、労働基準法改正に従って、2019年4月から、あらゆる事業所に於いて、年10日以上の年次有給休暇が付与されるべき/年次有給休暇の日数のうち年5日分は、労働者側がタイミングを指定して取得させるべきと定められました。

厚労省の調査によると、わが国の有給休取得率は48.7%と極めて低く、この数値は世界的にも、かなり低い水準なのです。


・看護師の有給休暇消化率はどんなもの?

看護師の職場は、有給休暇が極めて取りにくい実情が有ります。

その事実が具体的にどんなモノか?看護師の有給休暇取得のリアルと、その背景となる労働環境に関して考えてみたら、わかります。

看護師の有給休暇消化の実情は、ある調査結果によれば、20%未満が45.8%にも上ります。恵まれていたとしても50%以
上取得出来ている看護師は、たったの18.4%に過ぎません。

働く人の当然の権利として、有給休暇の取得があるのですが、看護師に関してはこの通りです。

その背景には病院・クリニックによっては、有給は月に1日までという労働基準法には無い忖度的な慣習があったり、シフトを組む都合で、看護師個人の希望の日に有給が取得出来ない、と言った実情が散見されます。

酷いところでは、師長に有給の希望を出のが厚かましいなどと、つっぱねられるケースもあるようです。

ですから、有給休暇消化の背景となっている病院・クリニックに於いて、看護師個人が、希望する日に有給休暇をきちんと取られるのは、相当難かしいのです。

一般企業では有給取得率が、最近ますます上昇してきていて、労働環境が改善されてきているのですが。 医療現場って、またまたこの春、白い巨塔のリバイバルドラマが有る如く、前時代的で、滅私奉公がまかり通っているところが有るのです。

ですので、看護師の職場も、有給消化率が上がる様な対策を師長などの管理職や、病院の経営側が講じるのが期待されます。


・有給がとれている看護師の体験談

有給休暇は、取れて当たり前なんです。急性期ではなくて慢性期だからかもしれません。

現地点で年20日の有給休暇があり、すべて消化出来ています。

看護師歴8年、まさにリア充です。(30代慢性期病棟勤務)

有給休暇は当然という空気なんです。労働環境に対する師長や経営側の意識が高いのです。

(30代総合病院勤務)

師長が有給消化を勧めてきます。さらに子供が居る人が多いので、急な欠勤もフレキシブルに対応するのがデフォです。

しんどそうにしていると、大変なら休んでいいんだよ! そう声をかけてくれます。

(20代公立病院勤務)

シフトを師長が組む前に日を指定すれば取られます。前日等ギリギリでは取られない時もありますが、事情がある場合は有給扱いになります。

(20代公立病院勤務)


・有給がとれていない看護師の体験談

多くのクリニックは有休が無いですね。ただ、基本土曜日は 午前診療のみ/木曜など平日1日休みで、日曜日も祝日も休みゆえ、家族とは休みも合って、所帯が有る分には問題ないです。

子供の行事あるいは急な発熱などで、休みたい場合は、残り数名の看護師と都合を付け合って、助けあってますね。

(40代クリニック勤務勤務)


・有給がとりやすい病院を見つけるコツは?

とにかく、看護師紹介会社に履歴書を登録してください。すると、有給休暇が100%消化出来る職場を簡単に見られます。

病院としては、療養型で要介護度や医療区分が高い患者を受け入れている所が多いですね。

変わったところでは看護ステーションなどがあります。在宅の看護や修学旅行について行くなどの看護です。急性期ですと、多くの患者が一度に押し寄せて、有給休暇どころではないと言う病院も多いからです。

有給休暇は欲しい、専門性の高い仕事も。となると、条件的に矛盾してきて、まず、探せません。

仕事内容か?休暇か?最優先事項を決めてから、探してください。