・看護師派遣の基本的構造

 派遣の道を選ぶか、再び、就職の道を選ぶか、ここは実に大きな選択の場面です。

 人生の岐路と言ってよい程です。なぜそんな大げさに言うのですかと派遣されたことのない人からは質問されますが、一度でも派遣されたら、一般雇用とのあまりの違いに愕然とするはずです。

それは、直接雇用されているか、間接雇用されているかの差です。

 派遣には大きく分けて三つの形がありますが、どれも必ず派遣会社が、派遣先との間に入っていることです。

「そんなの当たり前」

 と普通は思います。

 実際、その通りなのですが、自分が派遣先で不都合なことをした場合に、最悪なら派遣を止められてしまいます。

 ところが、それだけで済まないのが派遣なのです。


・看護師派遣の落とし穴とは?

 派遣を止められてしまった段階で、勿論、派遣会社は次の派遣先の話を持ち出してきます。

しかし、そこには、

「一度駄目だった」

という?マークがついてしまいます。

 つまり、前より慎重に派遣先を選定しなければいけないというマイナスの配慮が働きます。

 簡単に言えば、条件が厳しくなってしまうのです。

 そして、ここで条件面になかなか合うものが見つからず、しびれを切らしてこの派遣会社の登録を打ち切って、別の派遣会社に登録する行動に出たとします。

 新しい派遣会社は、最初は諸手を挙げて歓迎します。

 派遣会社にとって、質よりまず量、つまり登録者数の多さが売り物になるからです。

しかし、経歴書を見た途端、顔には出しませんが、

『難しいのが応募してきたぞ』

と思います。

 派遣会社はそれぞれのデータベースの中に、どの派遣会社がどの方面に強いなどの情報を持っています。

 そこに派遣先の名前が書かれていて、そこをやめた経歴が残っていると、どんな理由であれ、前の登録されていた派遣会社の特質から、登録者の経歴以上の情報を読み取ってしまいます。

 ブラックリスト・・では無いですが、過去の経歴が汚点として扱われる可能性もあります。

・看護師派遣での事前準備

 前述した通り、派遣を止められた場合は特に派遣先を決めてもらう前の段階で、すでに不利な選定条件が課せられてしまうのです。

 お分かりの通り、派遣会社を転々とすればするほど、使えない人間だとのレッテルもまた増えていくことになるのです。

 これが、派遣会社経由での仕事の実際であることを、十分に意識してください。

 とても、怖いことですし、自分がしっかりしていないと世の中の仕組みから締め出されかねません。

 自助努力という言葉が示す通り、自分の行動に強い責任感を持つことが、強く必要とされます。

意外!

と思うかもしれませんが、頭のスイッチをしっかりと派遣用に切り替えることがとても重要です。

 留意してくださいね。

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