さて、派遣には大きく分けて三つの形態がありますが、その種類と差をしっかりと知っておくことは、とても大事なことです。

・看護師の派遣のお仕事形態その①

【一般派遣】

 派遣会社から紹介を受けた企業で、一定期間仕事をし、契約期間が終了したら、派遣会社との契約も終了するタイプ。

 ただし、登録そのものは継続して有効で、次に紹介を受けるときは、新たに契約を結びなおす。

 当然、職についていない期間は、収入が途絶えます。

 こちらは権利と義務で考えると、契約期間のみ責任をもって勤務しなければならないですが、契約が終わるとそこまで!という完全割り切り型の形態と言えますね。

・看護師の派遣のお仕事形態その②

【特定派遣】(常用型派遣ともいう)

 派遣会社が雇い入れるような形態で、一つの派遣が終了して、次の派遣が始まるまでの期間でも、給料が派遣会社から出るタイプ。

 際立つ能力や特殊能力を持っていて、派遣会社的には、仕事を獲得する際の重要な切り札(=会社の特徴)として利用できる登録者。

 こちらは特別スキルを持っているということで派遣会社が囲っている看護師になりますね。

 つまり、どこに出しても需要があるため、空白の期間の給与を支払ったとしても採算がとれる人材となります。

 ある程度の融通が利きそうですね!(ある程度ですよ!)

・看護師の派遣のお仕事形態その③

【紹介予定派遣】

 なんとなくお聞きしたことがありますか?

 紹介を受けた企業での働き方の評価が高く、一定期間経過後、正社員に登用されることがあるタイプ。

 正式な雇用の前に、トライアル的に実力を確認できるメリットがあり、採用後のトラブルを最小にとどめられる仕組みでもあるので、人材的にはすこぶる高い能力を求められます。

 なるほど・・・とこの対応の紹介は企業メリットも看護師さんのメリットもありますね。

 あくまでも予定のため、裏を返せば、看護師さんがその病院が気に入らない場合は、相談できるということです。

さて・・・

 上記の三種のうち、現在「派遣」と一般に言われているのは、一般派遣がほとんどです。

 今は、派遣人口がとても多い時代ですから、その中で突出した技能を持っていると認められるのは、至難の業です。

 なぜなら、スキルレベルが以前より高いものを普通に求められるからです。

 ということは可視化できる資格(例えば認定看護師)や病棟経験の豊富さを持ち合わせている方が特に有利といえます。

さて、そのスキルをもう少し深堀してみましょう。


・看護師が派遣で有利なスキルの中身とは?

 国家試験の科目を列挙すると以下のようになります。

・看護師人体の構造と機能

・看護師疾病の成り立ちと回復の促進

・健康支援と社会保障制度

・基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学

・在宅看護論および看護の統合と実践

 さらに、3年以上の認定された看護分野での実務研修を行っており、通算5年以上の実務研修経験があると、認定看護師認定審査(書類審査・筆記試験)を受験することが可能になります。

 この資格を取得すれば、通常の看護業務にプラスして、看護職者への指導・相談業務も担うことができます。この資格を取得していて、人格的に優れていれば、病院は正社員であることを熱望します。

 ただし、分野が細分化されており、21の分野ごとに認定が行われます。ただし、認定率はかなり高く、約8割以上が認定されています。

 派遣のお仕事は目に見えるスキルが大きなカギとなりますね!

 派遣会社は目に見える質の高い看護師が欲しいということです。