一般的に『うつ』は周囲から気づかれにくい精神疾患だとされています。

 

 職場環境や人間関係によって『うつ』に突発的または慢性的になる看護師の方は少なくありません。

 『うつ』未然に防ぐことがもちろん1番ですが、なってしまったらそれはもう仕方ありません。

 症状を緩和・改善・またはうまく付き合っていくために必要な事や『うつ』と診断された方がうまく転職する方法を模索します。

 

看護師がうつになりやすい職場とは?


 うつをはじめとする精神疾患にかかる人は増え続けていて、現在、一生のうち1回でもうつにかかったことのある人は16%、およそ6~7人に1人とも言われています。

 あまりよくないことですが、看護師のみなさんにとっても、うつは身近な病気といえます。

 

 たとえば、うつにかかりやすい病前性格というものがありますが「几帳面、責任感が強い、気配り・気遣いができる」など、看護師に求められる資質があてはまっています。

 では、うつにかかりやすい職場環境というものはあるのでしょうか。
 うつは、ストレスがきっかけで発症することが多いですが、とくに看護師が受けるストレスに注目してみると、次のようなものがあります。

 ・不規則だったり、長すぎる労働時間

 これは医療現場に特徴的です。夜勤や急患の対応による、不規則な働き方や、長時間の残業が続くと、知らず知らずのうちに心身の負担が大きくなっていったりします。

 

 

・職場の人間関係が悪く、コミュニケーションが不足している

 このような職場は医療現場に限りません。

 しかし、人の命をあずかる以上、医療現場でのコミュニケーション不足は、致命的なミスにつながりやすく、そこで働く人の心身にも大きなダメージをもたらします。

 



 

看護師がうつになるとどんな体調の変化があるの?

 うつにかかると、精神的な不調だけでなく、身体にも症状があらわれることがあります。

 身体に現れる症状として、すぐ疲れたりだるさを感じる、朝すんなり起きられない、夜眠れない、食欲がない(あるいは過食気味になる)など。
頭痛や吐き気、めまいを感じたりすることもあります。
 また、身体の痛みや肩こりがあったり、生理がとまったり不規則になったりする場合もあります。

 体力勝負のナースのお仕事です。身体に不快な症状があると、とたんに仕事のパフォーマンスが落ち、よりいっそうのストレスを感じるという悪循環になります。

 また、精神面に現れる症状としては、何をするにも意欲がわかず、おっくうに感じる、いらいらする、集中力が低下する、など。

 強い不安や焦り、将来への悲観を感じる人もいます。よりひどい場合は自殺を考えるといったこともあります。

 

 仕事にやる気が出なかったり、集中力がなくなったりすると、さまざまなミスも目立つようになってきます。こうなると、次第に周囲の人も異変に気づき始めます。

 ここでまず、その『うつ』とどのように向き合っていくかの判断をしなければなりません。

つづく→